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タニオカアイ

ウソとホントの間の話

アレクサンドル・デュマ 竹村猛訳「モンテクリスト伯」

19世紀フランス、若く優れたエドモン・ダンテスは陰謀により政治犯として投獄される。 14年の服役中に人柄を見込まれ、知恵と富を持つモンテクリスト伯爵となって仇たちの跋扈するパリに立つ。

上巻を読んだ時点では

辛抱強く待つこと

が大切なのだと思っていたけれど、最終的には

待つこと、そうして希望を持つこと

に変わっていて、モンテクリスト自身の心の変化も表れている。

今回読んだのは、竹村猛訳の岩波少年文庫版で、旺文社文庫モンテクリスト伯爵」と同一内容とのこと。平易な文章で構成されており註釈もあるため、19世紀フランスについて真っ暗でも読むことができた。

地理歴史の裂け目に嘘を挿入するスタイルといえば半村良、ということは本作も超広義のSFと言ってはいけないだろうか。言いすぎた。

モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))

モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))

モンテ・クリスト伯 (中) (岩波少年文庫 (504))

モンテ・クリスト伯 (中) (岩波少年文庫 (504))

モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))

モンテ・クリスト伯 (下) (岩波少年文庫 (505))