読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

タニオカアイ

ウソとホントの間の話

Googleストリートビューでモザイクになるもの、ならないもの

Googleストリートビューは、行ったことのない道を事前に調べておくのに便利で、懐かしい場所を調べてノスタルジーに浸ることもできるので、気の向くままアクセスしています。

ときどきストリートビューに写ってしまった変わった画像のまとめがあったりして、世の中大変だなあとまったく他人事として楽しむサービスでした。

ストリートビューの車は意外と普通、とは聞いていて、賑やかな場所では更新頻度が高いのか、何度か見かけることもありました。

家のまわりも公道であれば写されていることがあって、こんなところも網羅しているなんてと驚いたものです。

とはいえディスプレイから見るその風景は、なにか遠い世界のようでもありました。

先日、家の前で立ち話をしていると、てっぺんに機械を乗せた営業車風の車が走ってくるのが見えました。端に避けつつよく見ると、車体の側面に「Google」の文字が。あれはもしかして、と周りに伝えつつ、確信になったときはすでに通り過ぎた後でした。

せっかくなのでその日のうちにストリートビューを開いてみましたが、そのときは以前の画像が表示されるばかり。まあまあ写り込んだ内容によっては検閲や削除されたりするのかな、と放置していました。

それからひと月くらいでしょうか、個人的に連絡があり、ストリートビューに写っているよ、との報せでした。

さっそく家の周りを検索してみると、立ち話しながら気づく前・指を指して・びっくり顔、という一連の流れがパラパラ漫画のようにはっきりと写り込んでいました。

あらあら全世界に発信されてしまったわと、モザイク越しにもびっくり顔をしている自分に苦笑しながら、小さな町の一場面に興味を持つ人も少なかろうと、話題のひとつとして扱っていたものです。

話題の中でお互いの家を探したりして、そこでわかったのは、人の顔だけではなくて洗濯物にもモザイクがかかっているということでした。プライバシーに配慮ということでしょうが、洗濯物を認識して自動的にモザイクをかけるプログラムに驚きつつ、一方で表札はそのまま写されていて、Google的には名前よりパンツの方がプライバシーの度合いが高いという新たな発見でした。

さて、びっくり顔の前、Googleカーに気づく前は赤ちゃんと一緒にいたのですが、時系列で見てみると、まず赤ちゃんが車に気づいたようで、カメラ目線の顔にきちんとモザイクが施されていました。たいていの赤ちゃんといえば丸くフラットなお顔をしているわけで、そこにもモザイクがなされていることに、またも顔認識の精度の高さに驚嘆したものです。

ところでその横、自分。びっくり顔にモザイクがかかっていたのは先述のとおりですが、車に気づく前、赤ちゃんと一緒に並んでいるところをよくよく見てみると、ここだけモザイクがない。顔、ばっちり。モザイクのない自然な表情は、知らない人が見ても、容易に個人特定可能なレベル。

場所柄アクセスも少なそうだし、適当なところで更新されるでしょう、まあいっかとそのままにしてあります。

ただ、なにが引っかかるって、プライバシー的に、洗濯物≒赤ちゃん>表札≒自分の顔なのかと。

平たい顔族としては入浴でもして、少なくとも赤ちゃんよりは立体感のある顔面になるようマッサージに邁進していきたいものです。